グズな大脳思考デキる内臓思考
頭で考えるより、直感で動いた方が正しいよ。
という事を、科学的(医学的)に医者が説明している本。
生物(人間)は元々、腸だけの生き物から進化してきた。
腸以外の部分(脳とか)は腸の言うことを聞いているに過ぎない。
普通は脳が、体全体をコントロールしていると思いがちだけれども、
そうではない。体全体をコントロールしているのは腸の方で、
脳は体全体をめぐっている神経が局所的に沢山集まった物に過ぎない
ただの感覚の伝達器官なんだ。脳で考えてる、と思ってることは実は
腸が考えたことが脳の方へ脳幹を通って伝わっただけ。
昔の武士は言葉を交わさずとも、
相手の事を「ハラで分かった」そうだけれど、
つまりはそういうことらしい。
頭で考えたり、正しい理屈を元に行動したりすること程、愚かな事は無い。
なんとなくやりたいな、と思ったことは、たとえかっこいい理由を言えなくても
やるべきだし、
むしろ、理由と言うものは、やりたいなと感じたことをやるために、
他人を説得するために自分が作り出す物であって、
理由が行動を決めるのはおかしいのだ。
いつでも、行動したいという勘や感情が先んじなければならないと思う。
グズな大脳思考デキる内臓思考―「アタマのいい人」の考え方はどうなっているの?ハラを鍛えて、やさしくカシコイ人に
- 作者: 崎谷博征
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